横浜のあじさいスポット→“色”や“花びら”の謎を考察!

先日、家の近くでキレイな紫陽花を見つけ「今年もアジサイの時期だなぁ」 と思い、無性に沢山の紫陽花を見たくなりました。

見ごろも梅雨真っ只中の6月中旬から7月上旬のため、まさに今!
さっそく横浜市保土ヶ谷区の“滝ノ川あじさいロード”まで足を伸ばしてみました。

ということで、やって参りました「三ツ沢上町」に!
横浜駅から市営地下鉄に乗り2駅目。

駅から徒歩3分程の所にあるのが今回行った“滝ノ川あじさいロード”です。
ちょうど駅から横浜国立大学へ向かっていく途中にあります。

目次

滝ノ川あじさいロードの紫陽花

滝ノ川あじさいロードは、公園や庭園といった訳ではなく、日常的に使用されている歩道に紫陽花が植えられているような場所です。

全長は1kmほどあるでしょうか。
真っ直ぐな道のりに沿って、多くの種類の紫陽花が植えられています。

比較的にホンアジサイの割合が多いように思われました。

ところで、同じホンアジサイ、ましては同じ株にもかかわらず色が様々なことに疑問を持たれた事がある方も少なくないのではないでしょうか?
この理由は、後ほど…

こちらは、西洋アジサイ(ハイドランジア)と呼ばれる紫陽花です。

真っ白な姿がとても美しいです。

紫陽花(あじさい)の色が様々な理由

先ほども少し触れましたが、紫陽花には同じ株にも関わらず、ピンクや青など異なる色になります。
この原因は、結論から言うと土のpHが大きく影響しています。

酸性条件下:あお系のアジサイ
中性・アルカリ性条件下:むらさき系のアジサイ

同じ株であっても、土のpHが所々異なる場合は、色が混じり合ったアジサイになるようです。

紫陽花(あじさい)の花びらはどこ?

ところで、この色鮮やかな紫陽花ですが、「花びら」はどこなのでしょうか ?
もしかしたら、今まで花びらだと思っていたところは、花びらではないかもしれません…。

雄しべ
雌しべ
花弁
がく(装飾花)

小学校、中学校の理科で習ったことを思い出してみると、花は大きく4つのつくりによって構成されています。

雄しべ:先端に花粉のつまったやくがある
※やく→花粉が作られる

雌しべ:先端には柱頭があり、ここで受粉する。ふもとには子房というふくらんだ部分があり、中には胚珠がある
※子房→果実、胚珠→種子

花弁(花びら):動物を誘う

がく:花を支えたり、つぼみの時に内部を保護する

上の写真からもわかるように、一つの花の中心に色が濃くなっている箇所があります。
これが本当の花で、雄しべ・雌しべ・花びらによって作られています。

そして、一見花びらだと思っていまいがちな周りの部分は、がく(装飾花)と呼ばれ、花を支える役割などを果たしています。

紫陽花の美しさを際立たせていた部分は、花ではなくがくだったのです!

まとめ

なんとなく「キレイだなぁ」と見て終わってしまいがちの紫陽花ですが、実は奥が深い花ですね!

横浜駅から徒歩で行ける範囲ではありませんが、横浜市営地下鉄を使えばすぐに行くことができる“滝ノ川あじさいロード”です。

また、三ツ沢上町から横浜国立大学への通学路にあるため、受験生の方々は大学の見学がてら気分転換に行ってみるのもお勧めです!

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