家に帰る途中に近所の駐車場のところでカニを発見!
写真を撮ろうとすると大急ぎで隠れようと必死でした。
何とも言えずかわいらしいです。
道の真ん中で出会った今回のカニは「アカテガニ」だと思います。
(真っ赤な姿が、茹ってしまった蟹のようですが…)
同エリアには「ベンケイガニ」や「クロベンケイガニ」と呼ばれる蟹も生息しているのですが、これらは比較的ゴツゴツした見た目をしているようです。
もう少し甲羅が写るアングルで撮影ができれば、より正確に種類を特定できたのですが、すぐに逃げられてしまい失敗しました。
ところで、蟹はよく「縁起が良い!」と聞きます!
お祝いの席には蟹料理もよく出ますが、いったいどのようなご利益があるのでしょうか?
カニは合格の象徴!
日本ではよく勝負事の前に「勝」と「カツ」をかけて、験担ぎにトンカツやカツ丼を食べた経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
実は蟹の甲羅も“合格の象徴”とされています。
古くは中国の官僚登用試験「科挙」制度にて、その合格者は「一甲」「二甲」「三甲」と分けられ、数字の小さい方から成績優秀者を表していました。
甲羅にもこの「甲」の字が入っていることから、蟹は“合格の象徴”とされていたとのことです。
また、蟹の爪が「Vサイン」に見えることからも、勝利のサインを表しているようです。
(こちらはとっても分かりやすいですね!)
試験前夜に”カツ”を食べるとモチベーションは上がりますが、実際は翌日に胃もたれなどを起こしてしまうリスクがあると考えると、これからはちょっとリッチに“カニ”で験担ぎも良いかも知れませんね♪
カニは縁起物?
蟹が縁起物とされるには、様々な理由があります。
脱皮を繰り返して成長
蟹は脱皮を繰り返していくことで成長していきます。
過去の自分を捨て去って新しい自分になることが、「生まれ変わり」を表していると考えられています。
人の成長も「一皮剥ける」や「殻を破る」と言いますが、まさに脱皮と同じく過去の自分をぶち破っていくことなのですね。
抱いている卵は子宝の象徴
卵を生む生物は多くいますが、生んだ卵を抱いたまま育てる生物は多くありません。
蟹は卵を抱いたまま育てることから、赤子を抱いて育てる人間とよく似ています。
こうした理由から卵は”子宝の象徴”と考えられるようになったそうです。
水陸両棲の生き物
蟹は水中でも、陸上でも生活することができる生き物です。
水は霊性、陸は現実を示すと言われており、両方の世界を行き来することが出来る蟹は神秘的な存在として考えられたようです。
実際、今回道路上で会ったアカテガニも、産卵時には水辺に戻っていくとされています。
様々な幸運の象徴である蟹ですが、仕事から帰る途中に出会えたカニさんは、
疲れを癒してくれる存在でした(^ ^)